海外インターネットビジネス動向


News Volume 50 99年6月16日

注目されるアフィリエート・プログラム

アフィリエート・プログラムやアソシエート・プログラムと呼ばれる、インターネットならではの提携プログラムをご存じでしょうか。書籍販売の「Amazon.com」が、96年にアソシエート・プログラムと称して開始したこのプログラムは、希望するサイトオーナーが、リンクバナー等のさまざまな方法で「Amazon.com」を紹介するパートナーシップです。

このプログラムに参加するサイトオーナーは、「Amazon.com」を紹介するバナー広告等の広告掲載料を受取るのではなく、そのリンクから「Amazon.com」を訪れたインターネットユーザーが、書籍を購入した金額に応じてコミッションを受け取る点でユニークです。

このプログラム開始当初は、かなり斬新なサイトプロモーションとして賛否が分かれていましたが、最近のある調査によると、今年の消費者向け電子商取引全体の11パーセントは、このアフィリエート・プログラムによる売上げになるであろうと予想され、2002年までにはオンライン取引の25パーセント(90億ドル)にまで達すると期待されています。

このような状況を反映して、広告掲載料が高い検索エンジン等のいわゆるポータルサイトにサイトプロモーション予算を費やすのではなく、成功報酬型のアフィリエート・プログラムを採用する企業サイトが増加しています。

そのため今回のニュースレターでは、アフィリエート・プログラムを導入しているサイトが、どのような形でそのプログラムを運用しているかを解説してみましょう。


●今回紹介する「アフィリエート・プログラム」の事例

enews.com:
http://www.enews.com/

(オンラインで、さまざまなジャンルの雑誌の年間購読申込を受け付けるサイトです)

「enews.com」は、「ニューススタンド・ネットワーク(Newsstand Network)」と呼ばれるアフィリエート・プログラムを実施しています。参加者は、enews.comが取り扱っている雑誌の中から、自分が運営しているサイトのテーマや来訪者の関心にマッチしたものを自由に選び、サイト上で紹介します。これを読んだ来訪者がリンクをたどってenews.comに購読を申し込むと、実績に応じた報酬がサイト運営者に支払われる仕組みです。最大の効果を上げるために同社がどんな工夫を行っているか、このプログラムに関するFAQsの内容を中心に見ていきましょう。


1.  参加メリットの明示
enews.comは、類似のアフィリエート・プログラムと比較した自社プログラムの特長(コミッション率の高さ、システムの融通性など)を、明確に示すよう努めています。現在、この種のプログラムを実施する企業は急増する傾向にあり、一部では、魅力的なパートナーサイトの奪い合いが始まっているといわれています。このような状況下で、参加者を少しでも増やすためには、他のサイトが実施するアフィリエート・プログラムとの違いを明確にし、アピール材料を増やす必要があります。

具体的には、紹介する雑誌を自由に選べるため、プログラムへの参加がサイト訪問者の関心にもぴったり合った付加価値情報となり得ること、さらに、リンク先のページにバックボタンを設け、enews.comのサイトに送り込まれた訪問者がきちんとパートナーサイトに戻っていける工夫をしていること(訪問者に途中で逃げられてしまうことを懸念している多くのサイト運営者への配慮)、などが強調されています。

「お得な価格で雑誌購読!」といった大ざっぱな紹介・リンクなら、よくあるバナー広告と大差ありません。しかし、enews.comのプログラムなら、例えばゴルフ関連の情報を提供しているサイトで、ゴルフ専門誌に絞った解説と購読案内を掲載するといった活用が可能です。こうして、十分にターゲティングされたユーザーに、価値の高い情報を両者が力を合わせて提供することで、互いにとってのメリット(購読者の獲得、コミッション収入)を追求するというのが、このプログラムの狙いなのです。


2.  リアルタイムのレポート提供
アフィリエート・プログラムに参加するサイトのオーナーは、自分が日々どの程度のコミッションを稼いでいるのか確認したいものです。enews.comでは、「Reporting.net」という専用サイトを用意し、運用実績に関するレポート(クリック率、リンクバナーの表示回数、獲得コミッション)を日報形式で提供しています。このようなメカニズムは、「パートナー本位の良心的プログラム」というイメージ作りに役立つだけでなく、より高い実績を上げるため、さらに努力しようという参加者の意欲を刺激します。


3.  パートナーサイトのサポート
enews.comはさらに、パートナーサイトが少しでも多くのコミッションを稼ぐことができるようにアドバイスを行うサポート態勢を整えています。アフィリエート・プログラムへのリンクと雑誌の紹介を自社のサイトに効果的に織り込むためのヒントから、最新の人気雑誌情報、特集記事情報、雑誌毎の読者データまで、同社が雑誌プロモーションの分野で長年蓄積してきたノウハウを、パートナーサイトのオーナーにもふんだんに提供してしています。


【参考サイト】
以下のサイトでは、アフィリエート・プログラムを検討しているが、自社ではシステム運営を行うことがむずかしい企業へのアウトソーシング・サービスを提供しています。

●Linkshare : http://www.linkshare.com/
●Be Free Inc. : http://www.befree.com/


サイトプロモーションの一つの方法として注目されるアフィリエート・プログラムは、「enews.com」のような運営企業にとっては、売上げが達成された時にのみコミッションを支払えば良いという、費用対効果が高いプロモーションを実施できるメリットがあります。また、パートナーサイトにとっても、容易な方法で新たな収入源を獲得できるというメリットがあります。

次々と生まれるこの種のサイトプロモーション・ツールの動向に常に敏感になり、自社ホームページの認知度を高めたいものです。



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