海外インターネットビジネス動向


News Volume 62 2000年3月8日

「日課サイト」をめざす

ウェブサイトの数は日々急増していますが、個々のインターネットユーザーが繰り返し訪れるサイトはそれほど多くありません。米調査会社ニールセン・ネットレイティングスの調査でも、インターネットユーザーがネットサーフィンする時間の35%は、自分の関心の高い50サイトの訪問に使われているとの結果が出ています。

「限られた時間内に限られたサイトを訪れる」というユーザーの動向を意識したサイト作りは、これからのオンラインビジネスにとって重要な戦略になるでしょう。単に再訪を促すだけでなく、ユーザーが日課のように訪れてくれるサイトの構築をめざすことも一つのアプローチです。

日課サイトになるためには、ユーザーの日常生活にサイト訪問を組み入れてもらうための工夫が必要になります。ここで大切なのは、「便利さ」「充実度」「変化」という三つのポイントをおさえることです。ユーザーが毎日の生活や仕事の中で「欲しい」と感じる情報を、日々新鮮な形で豊富に提供することで、ユーザーの日課サイトになることができるのです。もちろん、毎日のように訪問してくれるユーザーを、自社の商品やサービスの提供へと自然に誘導する仕組みも欠かせません。今回は、キッチン用品等を販売する「クッキング・コム(Cooking.com)」を事例に解説してみましょう。


今回取り上げる事例

Cooking.com:
http://www.cooking.com/


1.  今日のメニュー(Menu of the Day)

毎日、「今晩の献立をどうしようか」と悩む人、とても多いはずです。手持ちの料理書などを参考にするだけでは、だんだんと飽きてしまうものです。そのような時に、インターネットで料理のヒントをさがす。こんな時代になりつつあります。

クッキング・コムでも、今日のメニュー(Menu of the Day)というコーナーを設け、日々の献立づくりに苦心している女性層を主なターゲットに、日替わりでレシピ情報を提供しています。同社のような商品販売サイトでは、「今日のお薦め」といった形で主力商品を紹介する方法が一般的ですが、直接的な商品提案になってしまうと、ユーザーが毎日訪れるサイトにラインアップされることは難しいでしょう。日替わりレシピのような、生活に密着した情報であれば、毎日サイトを訪れ参考にしてみようというユーザーもきっと多いはずです。


2.  ウィークリー・プランナー

米国では、多くの人が食料品を一週間単位でまとめ買いしています。このような購買パターンを考慮して、クッキング・コムでは一週間分の献立を提案するコーナーも設けています。あらかじめ翌週の献立を考えておいて、週末の買物を効率よく済ませたいというユーザーのために、「今日のメニュー」とは異なるタイプの情報提供をしているのです。いったんウィークリー・プランナーを参考にしたユーザーは、料理の当日にもレシピを確認するためにサイトを訪れることでしょう。

ユーザーの行動パターンを意識することで、役立つ情報がどのようなものであるかが見えてきます。クッキング・コムは、そのような情報を、日単位・週単位という時間軸で変化をつけながら提供することで、多くのユーザーに活用してもらえるサイトになっています。

もちろんクッキング・コムは、各レシピの調理に使うクッキング用品の写真をレシピの横に掲載することも忘れていません。写真をクリックすると、メーカー別の製品情報と価格の一覧に飛ぶようになっていて、新しいメニューへの興味を商品販売に結び付けるよう上手に誘導しているのです。



3.  レシピの検索機能

毎日ユーザーが訪れるサイトでは、情報量が豊富で、しかもたえず増え続けていなければ、すぐに飽きられてしまいます。しかし、毎日のように情報を追加しても、それらはレシピ・コーナーのトップページから下層ページへと順次移動してしまうため、ユーザーの目に触れにくくなってしまいます。

その対策となるのが、検索機能の導入です。クッキング・コムでも、商品検索とは別にレシピに的を絞った検索機能を用意して、充実したコンテンツを生かす工夫を行なっています。

たとえば、「冷蔵庫の中のサーモンとタマネギを組合わせて何か気の利いた料理を作れないかな」と考えているユーザーがいるとします。クッキング・コムを訪れ、「salmon」と「onion」をキーワードにレシピ検索を実行すると、前菜、朝食、メインディッシュ、スープの4種類のカテゴリーに分類された計10種類のレシピが一覧になるのです。


インターネットユーザーの限られた定番サイトになるための一つの戦術が、今回解説した日課サイトをめざすというアプローチです。自社サイトを訪れるユーザーの行動パターンを分析し、「便利さ」「充実度」「変化」という三つのキーワードを意識することで、人々が毎日来たくなるようなサイトにするための方法が見えてくるのです。




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