海外インターネットビジネス動向


News Volume 98 2003年8月26日

ユーザー視点のSEO・企業視点のSEO


インターネットで欲しい情報を探したり、購入したい商品を探したりするときに、お気に入りの検索エンジンを利用することは、多くのインターネットユーザーにとって当たり前になっています。

以下の調査では、よく使う検索エンジンとして、1位がGoogle(69%)、2位がYahoo! Japan(68%)、3位がgoo(33%)となっています。


■ 日経ネットナビによる検索エンジン利用実態調査
  http://netnavi.nikkeibp.co.jp/research/rslt11.shtml


検索エンジンを利用するユーザーを、自社サイトに呼び込むためのテクニックとして、検索エンジン最適化(SEO)という言葉が生まれ、検索エンジンの検索結果の上位に表示されるために、SEO対策を行なう企業が増えています。

確かに、広告料金の負担なしにインターネットユーザーを自社サイトに誘導する有効な手段であるならば、SEOを実施しない手はありません。お金を使わない集客法として注目され、関心が高まっているのも頷けます。


しかし、さまざまなテクニックを駆使して、ただ上位サイトになれれば良いのでしょうか。企業側の論理で、たとえ上位サイトになることができたとしても、インターネットユーザーに有益な情報を提供しなければ、一旦は自社サイトに誘導できたユーザーも、あっという間にいなくなってしまうのではないでしょうか。

SEOに本格的に取り組むなら、漠然とトップランクを狙うというよりは、検索エンジンを利用するユーザーのタイプやニーズをきちんと把握し、彼らに有益な情報提供を行ないたいものです


米国のペンシルバニア州立大学のリサーチャーが、検索エンジンのAlltheWebで、インターネットユーザーの利用状況に関する調査を行ない、興味深いデータを公開しています。


■ Impatient web searchers measure web sites' appeal in seconds
  http://live.psu.edu/index.php?cmd=vs&story=3364


一般的なインターネットユーザーが、検索結果の中から選んで見に行くサイトは、きわめて限られています。1回の検索で訪問するサイトは、通常でたったの3つ。さらに、5人に1人は、そのようにして訪れるサイトにも60秒弱しか滞在しません。かなりせっかちです。

このようにせっかちなインターネットユーザーは、短時間に検索結果を流し読みし、訪れるサイトを即断します。そして、実際に訪れたサイトでも、必要な情報があるか、信頼できるサイトかを、ほとんど第一印象だけで判断し、価値があると思った場合だけ、スクロールしたり他のページを訪れたりしてくれるのです。


これは、検索エンジンの結果一覧についても言えることです。表示される最初のページしか見ないユーザーが54%、2ページ目までが19%、3ページ目までが10%以下となっています

ほとんどのインターネットユーザーは、検索結果画面の1ページあたりに表示するサイト数を、デフォルトの10件に設定していることでしょう。したがって、上位10位までに入るのが理想、悪くても30位以内に入らなければ、検索エンジンに登録されていたとしても、ユーザーの目に触れることさえほとんどないのです。


同調査には、1回の検索で訪れるサイト数が1つだけというユーザーが約55%、3つサイトを確認すると、それ以上のサイトは訪れないというユーザーが80%以上に上るという数字もあります。

つまり、検索結果では上位30位までに入り、しかも、その中から最悪でも3番目にクリックしてもらえるサイトにしなければ、ユーザーの訪問にはつながらないのです。検索結果の上位スペースには、従来のような検索上位サイトに加え、最近増加しているPPC広告(Pay Per Click: Googleのアドワーズ広告やオーバーチュアのスポンサードサーチ)が掲載されることも多く、3番目以内にクリックしてもらうことが、ますますむずかしくなっています


こうした状況では、検索結果の上位に表示されるばかりでなく、一緒に表示されている他のサイトよりもクリックされやすいページタイトルやサマリーが掲載されることが重要です。


実際に訪れてもらうだけでも、これだけ大変なのに、そうして苦労しながら誘導したユーザーをあっという間に逃がしてしまっては、ビジネスとして成り立ちません。サイトを訪れたユーザーの関心を高め、十分にコンテンツを読ませたり、他のページに誘導したりするためには、気にかけなければならない要因がたくさんあるのです。


また、先の調査を担当したジャンセン氏は、インターネットユーザーに自社サイトを十分に見せたいなら、サイトの目的をはっきりさせる必要があると指摘しています。ウェブサイトのおよそ8割が、検索結果に表示された要約ではユーザーを自社サイトに誘導する力が弱いというのです。


また、インターネットユーザーは、検索を行っても、2回に1回は自分の探している情報にうまくたどり着けないという不満を感じています。


SEO対策では、単に検索結果で上位に表示されれば良いということではありません。どのようなキーワードで上位表示されるのか、どのような形で検索結果に表示されると質の高いユーザーにクリックされやすくなるのか、どのようなサイト内容だと購買等のアクションを起こしやすいのかなど、全体的なフローを体系的に設計する必要があるのです

そのためには、SEOやこれに関連する検索エンジン・マーケティング(SEM)の範疇に留まることなく、全般的なインターネット・マーケティングや、ネットだけに限らない全社的なマーケティング活動とも連動した、売れる仕組みを考えることが必要となるのです。





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