• サーチテクのケーススタディー
• より効率的な検索のために
• オススメ検索術：まとめ

この「サーチテク：国内編」より、具体的にどのようなサーチエンジン等を、どのように利用すれば効率的に探している情報を提供しているサイトに、出会うことができるのかを解説します。

それでは、「サーチテク：基本編」で分類した目的別アプローチに従って、実際のサーチエンジン等での検索ケーススタディーを行ってみましょう。

1. 絞り込みリサーチへのアプローチ

◆　情報量を誇るサーチエンジンの使用

ここでは、サーチエンジンの「Infoseek Japan」を事例に、いかに絞り込みサーチを行うかを試してみましょう。今回の検索の目的は、「アメリカのナイアガラの滝に旅行するための現地情報入手」です。キーワードは「アメリカ旅行」「ナイアガラ」になると思います。それぞれの今回選択しているキーワードは、その言葉の意味自体にあいまいな要素がなく、はっきりと具体的にこの情報を知りたいというのが明確であるため、情報量をウリにしているサーチエンジンでの検索が効率的に出来るのです。下のキーワード入力窓に「アメリカ旅行　ナイアガラ」と書き込んでください。

検索結果：

このリサーチ結果に出てきたサイトの中に、すでにナイアガラに行かれた方の体験記がいくつかあったと思います。「Infoseek Japan」が持つ膨大なデータベースがあるからこそ、このように詳細なキーワードを使用しても結果が出たのです。しかしもし仮に、ディレクトリー型のサーチエンジンで同じように検索を行ったらどうでしょうか？　実際に「Yahoo! Japan」で同じ検索をしてみましたが、「キーワード見つからず」という結果になってしまいました。

2. カテゴリー・サーチへのアプローチ

◆　ディレクトリー型のサーチエンジンの使用

それでは次に、一般的なトピックについての大枠の情報が欲しかったり、調べたい内容について十分な知識がない場合として、ディレクトリー型の代表である「Yahoo! Japan」のサイトで検索をしてみましょう。今回は、「画像処理ソフトのPhotoshopを利用してホームページ用ロゴを作る」ことを最終目的に、Photoshopの一般的な使用方法を理解することを例にサーチを行うこととします。「Photoshop」をキーワードに「Yahoo! Japan」で実際に検索しましょう。

検索結果：

「Yahoo! Japan」のカテゴリーの「コンピュータとインターネット:ソフトウェア:グラフィックス:Adobe Photoshop」に行くことができたでしょうか？　そのサイトのリストの中には、「Yahoo! Japan」独自のお薦めサイトマークのメガネアイコンがあったと思います。それらのサイトをはじめとして「Photoshop」に関連する多くのサイトを容易に見つけることが出来たと思います。もし仮に、「Photoshop」をキーワードに先ほどの「Infoseek Japan」で検索をおこなうと、約９千件のヒットになります。これでは、自分の知りたい情報に到達するまでに時間がかかってしまい、大変ですね。

※注　各サーチエンジンによって使用できる検索ツール（演算子等）が違います。利用される前に、そのサーチエンジンで紹介されている「利用方法」を読んでおけば、それだけ精度のある検索が可能になります。

3. 漠然としたブラウズ

◆　サーチエンジンの新着情報のチェック

各サーチエンジンには新着情報のコーナーがあり、漠然と関心があるトピックについてブラウズするには、なかなか良いスターティング・サイトです。　たとえば、NTT DIRECTIRYの「新着情報」は、様々な分野毎の新着サイトを分類して掲載してあるため、よりご自分の関心事に関連する話題に的を絞りブラウズすることができます。

◆　今日（今週）のオススメ・サイトのチェック

先の「新着情報」と同じように、サーチエンジンには「今日（今週）のオススメ・サイト」というコーナーもあり、自分では思いつかないような話題を扱っているサイトに巡り合う機会があるため、この種のコーナーを定期的に訪れるのも、一種の検索手段として活用できます。

これで、日本語サイトを検索する具体的な方法を、理解して頂けたと思います。しかし、個別毎のサーチエンジンを訪れて検索を行うより、もっと効率的にサイト検索を行ったり、サイト新情報を手に入れる方法がないのだろうか、と疑問がわいてくるのではないでしょうか？

その方法については、次ページで紹介します。

また、他のコーナーの更新状況はこちら「今月のサーチテク＆サイト」へ。今月もいろいろと更新し好評です。

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