海外インターネットビジネス動向


News Volume 42 99年2月10日

楽しくわかりやすいナビゲーションの工夫

News Volume-35で、ワイン販売サイトの「Virtual Vineyards」を事例にご紹介した「ナビゲーション」について再度考えてみましょう。前回は、インターネットユーザーが限られた時間でネットサーフィンしていることを考慮した効率的なナビゲーションの必要性を解説しました。ユーザーが欲する情報に、必要最低限の手間で確実にアクセスできるサイトは、リピーターを増やし、ひいては商品売上を伸ばすことが可能です。

今回は、さらに一歩進んで、サイト内のナビゲーションを楽しく容易にするさまざまな工夫を施しているサイトをご紹介し、それらの意義を考えてみましょう。


●今回紹介する「ナビゲーション」に関する事例

Crayola:
http://www.crayola.com/

(Crayolaは、Binney & Smith社が製造するクレヨン、サインペン等のブランドです。アメリカでは、クレヨンといえば「クレヨラ」と言われるほど、子供や大人への知名度が高い商品です)


1.  日替わりナビゲーション

クレヨンのように、子供を主なターゲットとする商品を扱うサイトでは、一般向けサイト以上にナビゲーションをわかりやすくすることが必要です。このサイトには、「Crafts(工作)」「Stories(お話)」「Games(ゲーム)」「Coloring(塗り絵)」「Online Art(芸術)」「Inside Crayola(クレヨラについて)」という6種類の主要なコーナーがあります。トップページには、曜日ごとにテーマの異なるメイン画像が現れて、ここをクリックすると、月曜日なら「工作」、火曜日なら「塗り絵」というように、日替わりでどこかのコーナーにジャンプする仕掛けになっています。行きたいコーナーが決まっていない子供でも、サイトの案内に従って毎回いろいろなコーナーを体験できるユニークなナビゲーション機能といえるでしょう。

2.  ターゲットを考慮したナビゲーション

前項のように「この曜日ならこのコーナー」というユニークなナビゲーションは、シンプルな中に遊びの要素も含んでおり、ターゲットユーザーである子供に喜ばれる工夫になっています。このように、対象となるユーザー属性を十分に考慮することで、「使いやすいナビゲーション」の方法が見えてくる場合があります。使いやすさの感覚は、年齢、性別、地域性等の違いにより異なります。実際に利用するユーザーの意見を反映したナビゲーションを考えてみてください。

3.  動きを取り入れたナビゲーション

インターネット関連技術の進歩により、さまざまなツールが生まれています。このサイトは、各コーナーのタイトル部分に、「Shockwave」と「JavaScript」を併用した「塗り絵」が楽しめる機能をプラスしています。ユーザーが、画面上に用意されたクレヨン、サインペン等を1本ずつクリックすると、それに合わせてカーソルの形状・色が変化します。これらを次々に試しながら、文字やアイコンを一つ一つクリックすることで、タイトルに自分だけのオリジナルな着色をすることができるのです。

子供たちは、このような面白い仕掛けが大好きなので、おそらくすべてのコーナーの塗り絵にチャレンジしてみたくなるでしょう。このような工夫をプラスすることで、ナビゲーション自体が楽しくなり、隣接する各コーナーへのリンクも生きてくるのです。

4.  ナビゲーション・アイコンの一貫した色分け

各コーナーの表示は、「お話」ならイエロー、「ゲーム」ならグリーンというように色分けされており、このルールはサイト全体を通じて一貫しています。前項で触れた塗り絵形式のタイトルの下にイメージマップの形で配置された各コーナーへのリンクや、それぞれのコーナーの背景色などを、すべて同じ色使いに統一することで、文字を読むのが苦手な年少者にもナビゲーションしやすくなっています。

また、サイト内をあちこち移動しているうちに、自分がどのページにいるのかがわからなくなってしまうことがありますが、このサイトでは、現在位置と前後のページとの関係を示す「You are here.(あなたは今ここにいます)」というアイコンも用意しています。

5.  カテゴリーを取り入れたナビゲーション

補助メニューのひとつである「Questions(質問コーナー)」では、質問と回答を一挙に羅列するのではなく、「色情報」「工場見学情報」「製法」「工作アイデア」「会社の歴史」「製品アイディア受付」「品質」「販売店案内」「寄付のリクエスト」「求人案内」「マスコミ向け情報」という11種類のカテゴリーからの選択式にしています。Q&Aが充実したサイトは、自分の知りたい情報を探し当てるのに苦労するものですが、このようにあらかじめ特定のカテゴリーに絞ることができれば、初心者でも戸惑うことが少ないでしょう。

6.  サーチ機能

サーチ機能を応用した製品紹介を行うサイトが増えていますが、Crayolaは、ユーザー自身がキーワードを入力しなくても、プルダウンメニューで「予算」「年齢層」「性別」「商品カテゴリー」を選択するだけで、手頃な商品がリストアップされる機能を取り入れています。リストには商品の写真も付いていて、プリントアウトすれば最寄りの小売店でも確実に購入することができるのです。


日々さまざまなサイトが増え続けるインターネットの世界は、ユーザーにとって戸惑うことばかりです。決して使いやすいとはいえない検索エンジンや情報サービスを経て、貴社サイトをはるばる訪ねて下さるユーザーのためにも、せめてサイト上のナビゲーションは、楽しくわかりやすいものにしたいところです。今回ご紹介したように、ナビゲーションひとつとってみてもさまざまな工夫が可能です。ぜひ、この機会に貴社サイトのナビゲーションをいろいろな角度から検討してみてください。



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