モバイルコマースで売上アップを図る
アクセス解析を行なっていると、
スマートフォン等の携帯電話で、
ウェブサイトを訪れたり、
メールを読んだりという人たちが
増えていることを実感できます。
このことが背景となり、
携帯電話を利用したネットショッピングである、
モバイルコマースがますます注目されていますが、
今回は、このモバイルコマースの
最新トレンドをご紹介しましょう。
携帯電話向けのビジネスは、
日本が先行していましたが、
最近では海外でも市場が徐々に広がっていて、
今回ご紹介する記事でも、
イギリスのモバイルコマースの状況が良く分かります。
▼10 trends that will impact your mobile commerce strategy
今回は、この記事で紹介されている
モバイルコマース関連の10のトレンドをご紹介します。
１．ローカルSEO
外出先でスマートフォンから検索エンジンを利用して、
最寄のレストラン等を探す。
このようなネットユーザーが急増しているので、
携帯電話ユーザー向けのローカルSEOは、
ますます重要な集客手段になっています。
２．ビーコンを活用した販売促進
店舗内を歩いている消費者のスマートフォンと
ビーコンの技術を使って通信し、
消費者が歩いている場所の近くのお勧め商品などを表示する。
セキュリティ等の問題もありますが、
モバイルコマース分野で注目されている技術です。
３．モバイル決済
さまざまなタイプのモバイル決済方法が、
国内でも使えるようになっています。
お財布の中に現金やクレジットカードがなくとも、
商品を買えるようになると、
モバイルコマースでも
衝動買いを狙った販売促進活動を行ないやすくなりそうです。
４．商品バーコードスキャン
アマゾンが、「Amazon Dash」という
デバイスをリリースしました。
Wi-Fiで接続して、
バーコードを読み込んだり、
商品名を言ったりすると、
その商品をショッピングリストに追加する機能があり、
そのまま買物をすることもできます。
このような新しい技術が、
楽しいモバイルショッピングを
サポートしていくのでしょうね。
５．メール読者のモバイル利用者が増加
ウェブサイトをスマートフォン等の
モバイル機器でアクセスするだけではなく、
メールの受信を携帯電話で行なっているという人が増えています。
メールマガジンに登録するユーザーが、
携帯電話のメールアドレスを登録する割合も増え、
モバイル対応できない企業は、
商品販売の機会を失ってしまいます。
６．QRコードの衰退
QRコードを使って、
ウェブサイトにアクセスしても、
携帯電話に十分に対応できてないサイトもあり、
今後企業としてQRコードを使うか否かは、
議論の必要がありそうです。
７．選別されているアプリ
有料アプリを利用する人が減り、
無料のアプリでもダウンロード者数は、
以前ほどの伸びがないようです。
スマートフォンを買ったばかりの頃は、
面白くて、いろいろなアプリをダウンロードしても、
だんだん飽きてきて、使うアプリが限られてきた。
このような状況の中で、
今後どのような対策をしていくのか？
アプリを使ったビジネスを考えている企業は、
十分なプランニングが必要になっています。
８．フラットなデザイン
さまざまな携帯電話でアクセスしても、
ウェブサイトのレイアウトが崩れることなく、
読みやすいレスポンシブデザイン。
このデザインを実現するために、
シンプルなデザインが求められ、
ダウンロードに時間がかかるような凝ったデザインのサイトは、
モバイルユーザー向きではありません。
９．シンプルでありながら革新的なデザイン
モバイル技術の発達により、
シンプルでありながら、
革新的なデザインができるようになったようです。
言葉だけでは十分な説明ができませんが、
前述の記事に事例が紹介されているので
気になる人は、そのデザインを確認してみてください。
10．第4世代移動通信システム（4G）
50Mbpsから1Gbps程度の超高速大容量通信を実現できる
第4世代移動通信システムにも注目が集まっています。
超高速で大容量のデータを携帯電話にも送れるようになれば、
対応できることが格段に増えますね。
いろいろと気になるトレンドばかりです。
スマートフォンユーザー向けに、販売促進活動を強化したい。
このような時には、
今後のトレンドにも敏感になり、
ちょっと先を見据えた販売促進計画を作っていきたいものです。
私たちもご協力します。