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ネット販売

パソコン利用者とモバイル利用者のオーバーラップ

ユーザーの購買行動を詳しく理解するには

1人のユーザーが、

複数の情報機器を利用するケースが増え

以前のようにパソコンユーザーのアクセスデータのみを活用して、

ネットショップの動向を分析するだけでは、

どうしても不十分になってきました。

それでは、どれだけの人が、

パソコンもモバイル機器も利用しているのでしょうね。

今回ご紹介する記事には、

パソコン利用者とモバイル利用者の

オーバーラップの状況がわかるデータが示されているので、

ユーザーの購買動向を考える貴重なデータになりそうです

Mobile Search Reshapes the Path to Purchase

今回のデータは、アメリカのネットユーザーの媒体別の利用状況です。

単位は百万人です。

データは、左から以下の順に並んでいます。

デスクトップ利用者
デスクトップのみの利用者
デスクトップとモバイルの利用者
モバイル利用者
モバイルのみの利用者
合計

以下は、代表的な媒体別の数値です。

先の記事には、さらに他の媒体も紹介されています。

Google 204.1 119.8 108.4 24.1 95.7 228.2
Facebook 144.5 110.5 71.7 37.7 72.8 182.1
Amazon 119.7 90.4 72.2 42.9 47.5 162.6
eBay 69.0 50.8 43.1 24.9 25.9 93.9

Googleのケースでいうと

デスクトップのみの利用者(119.8)と

デスクトップとモバイル両方の利用者(108.4)とは

もうさほどの差がないですね。

Google経由で自社サイトを訪れるユーザーを

デスクトップ利用者とモバイル利用者に分類し、

どのような購買プロセスの段階のユーザーが、

どのようなキーワードを使って、

どの情報機器からアクセスしているかをしっかりと分析したくなります。

同一のデスクトップ利用者とモバイル利用者が

異なる時間帯にアクセスしてきても、

それが同一人物であると識別することは通常では難しいですが、

会員登録などによって、

同一IDでアクセスしてもらうことができれば、

パソコン利用者とモバイル利用者の

オーバーラップの状況を分析しやすくなるでしょうね。

まだまだ課題は多いと思いますが、

今後の技術的な発達によって、

ユーザーのオーバーラップの状況が把握しやすくなることを期待しています。

ただ現状でも、詳細なアクセス解析を行なえば

異なる情報機器を利用しているユーザーが、

まだ商品をリサーチしている段階なのか、

すでに商品を買う気になっている段階なのかが

検索キーワードなどによって推測できるので、

ネットビジネスの効果的な活動のために

アクセス解析は手を抜かずに行ないたいものです。

私が執筆した

ネットビジネス経営講座『売れない理由』の見つけ方」(翔泳社)

という本では、アクセス解析の方法を解説しています。

この本を特典として差し上げますので、

ご一緒にアクセス解析を行なってみませんか?

まずはご相談くださいね。

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