ソーシャルコマースと購買行動
SNSのFacebook、Twitter、Pinterestが
利用者の購買にどのような影響を与えているのか?
SNSの利用者が国内外で増えているだけに気になるところですが、
今回マサチューセッツ大学ダートマス校より、
ソーシャルコマースに関する最新の調査結果が発表されました。
▼Millennials Drive Social Commerce: Turning Their Likes, Follows or Pins Into a Sale
調査対象となったのは、2000年代に成人を迎えた新世紀世代と言われる人たちです。
この人たちがSNSで、
企業やブランドをフォローしているかを質問したところ
Facebookでフォローしている人の割合が62%、
Twitterでフォローしている人の割合が23%、
Pinterestでフォローしている人の割合が11%
となっています。
企業やブランドのフォローをしやすいのは、
Facebookということのようですね。
Facebookでフォローされている
企業の上位になっていたのは、
「Nike」「Apple」「Target」
「Starbucks」「Forever 21」でした。
SNSで企業・ブランドをフォローする目的は、
最新の情報を得るためというのもありますが、
クーポンやディスカウントを得るために
フォローしているというユーザーも多数です。
自分が気になった商品を
Facebookで「いいね!」したり、
Twitterでフォローしたり、
Pinterestで「Pin」したりした後に、
実際に購入したという人の割合は、
Pinterestのユーザーが最も高く47%になっています。
Pinterestは、高画質の商品画像を閲覧しやすく、
利用者の中心が20代の女性になっているので、
彼女達の関心が高い商品ジャンルである
「ヘアー&ビューティー、ファッション」で
SNSが購買行動に大きな影響があったことがわかる
調査結果になっています。
それぞれのSNSの利用者層に違いがあるため、
自社で、どのような商品ジャンルの
商品を販売しているかによって、
どのSNSをメインに利用した方が良いかが違ってきます。
自社が対象とする見込み客層の
インターネット利用状況を調べ、
どのような方法で販売促進活動を行なうと
より効率的なのかをプランニングすることはとても大切です。
インターネットの利用者の購買行動は刻々と変化するので、
その変化に遅れることなく、販売促進活動を修正していく。
このような視点も必要です。
インターネットを使った効率的な販売活動のプランニング。