メールセグメンテーションの実践法
前回の「開封率もクリック率も改善：クーポン付きメールの効果」では、
クーポンを提供するメールを配信することで、
メールの開封率やクリック率を改善する方法についてご紹介しましたが、
今回は、メールのセグメンテーションを実施することで、
開封率・クリック率さらに売上をアップさせる方法についてご紹介しましょう。
以下の記事では、さまざまな業界の会社が、
メールのセグメンテーションを実施した
事例がいくつも紹介されています。
▼10 case studies that show the power of email segmentation
ネットユーザーに一括したメールマガジンを配信するのではなく、
ユーザーを何らかの切り口で分類し、
そのユーザーの関心が高い情報を提供して、
メールの開封率も、
クリック率も上げようというのが、メールセグメンテーションです。
今回の事例で紹介されている
いくつかのケースのポイントをご紹介しましょう。
一つ目は、犬用のペット用品を販売している会社のケースです。
この会社では、お客様が飼っている、
犬の誕生日と犬のサイズの情報を入手し、
メールをセグメンテーションしたプロモーション活動を行なおうと計画しました。
セグメンテーションしたキャンペーンを実施するためにこの会社では、
お客様から犬の情報を得るために、
５ドル分のポイントを登録者に進呈するhtmlメールを配信することから始めました。
登録してもらった情報を元に、
小型犬を飼っている飼い主、
中型犬を飼っている飼い主、
大型犬を飼っている飼い主に、
それぞれのサイズの犬にマッチした
ドッグ用品を紹介するプロモーションを行ないました。
このようなプロセスで、
セグメンテーションしたメールを送り、
メールの開封率も、クリック率も
売上も上げることに成功したのです。
二つ目のケースは、航空会社のケースです。
飛行機の予約が入っているお客様に、
フライトの搭乗前メールと搭乗後メールを
配信するセグメンテーションを実施しました。
搭乗前メールでは、搭乗する飛行機の
客室乗務員を紹介したり、
天気予報などの到着地に関するさまざまな情報を提供したり、
搭乗後メールでは、
今後お得なキャンペーン情報を提供するために、
お客様情報を登録してもらう「マイボイスプログラム」を紹介したりして、
お客様のロイヤルティを高めるためのメール活動を行ないました。
どちらのケースも、いろいろと参考になることがありますね。
メールのセグメンテーションを行なうためのお客様情報が不足している時には、
キャンペーンを行なう前に、
お客様情報を入手するステップを組み入れることをプランニングしています。
自社の売上を増やすことはもちろんですが、
お客様に役立つ情報を届けることができるようになれば、
お客様に喜んでいただくことができるので、
遠慮することなく、
お客様情報を入手するためのプランニングを積極的に行ないたいですね。
今回ご紹介したように、
メールマーケティングの効果を高めるためには、
ユーザーのセグメンテーションは欠かせません。
あなたの会社の場合、
どのようなセグメンテーションを行なうと
お客様の満足感が高まり、
あなたの会社の売上を増やすことができるのか？
このことをご一緒に考えてみませんか？
お待ちしています。