情報通信メディアと消費者行動
総務省より、
情報通信メディアの利用時間と情報行動
に関する調査結果が発表されました。
消費者が情報通信メディアをどのように使い、
そのメディアの使い方の変化によって
どのように行動が変化しているのか?
このことをきちんと把握しておかないと、
今後のトレンド、進むべき方向を見誤ることがあるので、
今回ご紹介するような調査結果の詳細を
きちんと確認しておくことはとても大切です。
携帯でも見やすいように、
この調査結果を紹介している記事にリンクをしておきますが、
総務省のサイトから
さらに詳しい83ページのPDFファイルを
ダウンロードすることもできるので、
ご関心がある場合は、
このファイルのダウンロードもお薦めします。
▼コミュニケーション手段はメールからソーシャルへ、LINEは40代以下の全年代で30ポイント増【総務省調査】
平日のメディアの利用状況は以下の通りです。
平日の利用状況 2012年 2013年
テレビリアルタイム視聴 184.7分 168.3分
ネット利用 71.6分 77.9分
新聞閲読 15.5分 11.8分
リアルタイムでテレビを見ることも、新聞を読むことも、
利用時間がどんどん減っていますね。
一方、ネットの利用時間は増えています。
メディアの利用状況が変化するだけではなく、
コミュニケーションに使われる方法も変化してきています。
全体平均でみてみると、
今もメールが一番のコミュニケーション手段で、
平日の利用時間は26分(前年28.6分)になっています。
ソーシャルメディアは、
前年8.8分だったのが、15.5分に倍増しています。
全体平均ではなく、
10代の利用時間に絞ってみてみると、
ソーシャルメディアの利用時間が、
48.1分とかなり長くなっています。
特に、20代の80.3%がLINEを使っているのが注目されます。
自分の会社が、どの年代の消費者をメインターゲットにしているのか?
これによっても、
今後のコミュニケーション手段の変更が必要になってきそうですね。
LINEの利用時間が増えているので、
LINEを使ったコミュニケーション手段に切り替える。
そう単純ではないでしょう。
どのようなコミュニケーションを、どの方法で行なうのか?
この使い分けも必要になってくるはずです。
さまざまなタイプのコミュニケーション手段が増えたことで、
見込み客の獲得や既存客のリピート促進策を、
どのように行なうのが効率的で、効果があるのかは、
今後さまざまなテストを経ることで、
徐々に分かってくるでしょう。
このテストをするためのプランニング。
かなり知恵を絞らなければならないですね。