メールマーケティングの効果を高める仕組み
メールを利用して、マーケティング活動する場合、
メールの読者を、
どのページに誘導して、
アクションを起こしてもらうのか?
このプランニングはとても大切です。
メールを読んでいる読者層、
その人たちが関心のあるメールのコンテンツ、
リンク先の情報、
期待するアクション。
これらをどのように設計するかですが、
今回ご紹介する記事では、
米国のマーケッターが、
メールとよく組み合わせているリンク先となる
マーケティングチャネルがわかります。
米国のマーケッターが、
どのような流れでメールを活用しているか、
その一端が分かるので、今後の参考にしてください。
▼Landing Pages Are the Top Channel Used with Email Marketing
メールのリンク先として、
最も活用されているのは、
ランディングページ(67%)です。
前回ご紹介した「セールスファンネル」でも、
最も重要な要素として挙がっていたのが、
このランディングページでした。
メールマーケティングにおいても、
メールコンテンツと整合性の高いランディングページを作成し、
一貫性のある商品提案やサービス提案によって、
購買率や成約率を高める流れを作ります。
次に、メールからのリンク先として活用されているのは、
ソーシャルメディア(41%)です。
以前は、ブログにリンクすることが多かったのですが、
ブログへのリンクは28%となり、4位のリンク先になっています。
それだけ最近は、ソーシャルメディアが注目され、利用者も多いので、
メールのリンクをクリックした後のユーザーのアクションを期待しやすいのでしょう。
リンク先の3位になっているのは、
オフラインもしくはオンラインのイベント(37%)です。
新製品の発表会や各種の展示会など
さまざまなイベントを実施している企業にとって、
自社に関心を寄せているメール読者にそれらのイベント情報を伝え、
新たなビジネスチャンスに繋げていきたい。
このような考えもあって、メールのリンク先になっているのでしょう。
さらに、今回の記事には、
リンク先とマーケティングチャネルの関係だけではなく、
リンク先のページデザインについても調査結果が紹介されています。
メールの読者は、以前はパソコンを利用しているユーザーが大半でしたが、
最近ではスマートフォンやタブレットPCを使っているユーザーが増えたため、
リンク先のウェブページが上手く表示されないケースがあります。
この問題を解決するため、
ユーザーが利用している機器の種類やサイズにあわせて、
サイトの表示を最適化する「レスポンシブデザイン」を
採用しているケースが増えてきました。
アメリカの調査結果では、
メールのリンク先のウェブページが、
常にレスポンシブデザインに対応している企業は27%でした。
しばしば対応させているという企業も、19%になっているので、
メールとレスポンシブデザインの組合せも着実に増えています。
メールを受け取るどの読者がリンク先を訪れても、
違和感なく情報を表示することができなければ、
購買率も成約率も上がりません。
ユーザーの利用状況も
競合他社の対応状況も調べて、
効果的なビジネス活動ができるように、
自分たちも常に変化していかなければなりませんね。
メール活動の効果を最大化するために、
どのメール配信サービスやツールを使うかは、
とても重要な検討事項です。