ソーシャルメディアとネットショッピングの関係
ソーシャルコマースという言葉も生まれ、
SNSなどのソーシャルメディアとネット販売を融合させて、
販売促進に生かしたいと思う企業が多いのですが、
成功事例がまだ少ないのが現状です。
今回ご紹介するイギリスの消費者に対する調査でも、
SNSが購買行動に大きな影響を与えるまでには
至っていないことがわかりました。
▼For UK Web Users, Social and Shopping Don’t Mix
小売店が、ソーシャルメディアを積極的に利用しているか否か。
これが、小売店を信頼することに影響する
と回答したのは、わずかに27%でした。
半数以上の消費者は、
ソーシャルメディアを行なっていなくとも、
小売店への信頼に大きな影響はないと回答しています。
これは、イギリスの消費者が
ソーシャルメディアとネットショッピングに
強い関連性があるとは考えていないからです。
英国では、ネットショッピングに影響を与える順番は以下の通りです。
- ネットショップの商品レビュー(60%)
- 商品比較サイト(48%)
- サードパーティサイトの商品レビュー(40%)
- テレビコマーシャル(26%)
- 新聞/雑誌(15%)
- ソーシャルネットワーク(10%)
ソーシャルメディアは、
もともとコミュニケーションを目的に作られた媒体なので、
企業の売り込みに対して、
良い印象を持たない消費者も多いのでしょう。
この調査結果を見て、
「ソーシャルメディアは効果がない」
と早急な結論を出すのではなく、
カスタマーサービスやファンの育成に役立てていくのも良いでしょう。
顧客からの質問に対する回答を
ユーザーに個別に回答するのではなく、
Facebookで回答して、
多くのユーザーの目に触れるようにし、
真摯な姿勢で顧客対応していることをアピールしたり、
自社のファンになってくれるユーザー向けに
ソーシャルメディアでコンテストを開催して
ファンとの親密度を高めたりという使い方ができるので、
ソーシャルコマースに関しては、もう少し長い目で見ていくと良いでしょう。
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