O2Oの意味と活用法
「O2O」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
O2Oとは、「Online to Offline」の略で、
オンラインとオフラインを融合したビジネス活動を示しています。
だいぶ前には、
クリック・アンド・モルタルという言葉もありましたが、
最近はスマートフォンの普及から
オンラインがオフラインの行動に繋がるだけではなく、
さらにオンラインの情報共有にも繋がっていくので、
O2Oが使われるケースが多くなっています。
今回は、このO2Oサービスが実際に、
どの程度消費者に利用されているかを調べた調査結果をご紹介します。
O2Oサービスに関連した
アプリを利用したことがある人の割合は43%。
そのアプリで入手した特典を、
店舗で利用したことがある人の割合は35.6%という結果でした。
最も利用が多いのは、
飲食店のクーポンを入手してから
そのレストランに行って、
飲食代を割り引いてもらったり、
飲み物をサービスしてもらったりというケースです。
他にも、「セール情報」や「新商品情報」がO2Oアプリで届き、
それがきっかけとなり店舗を訪れるというケースも増えているようです。
また、まだ利用率は少ないのですが、
お店で商品のサンプルを受け取れる情報を、
O2Oアプリで入手できれば、
そのサンプルを受け取るために、
お店に行きたいという人も55.6%いたので、今後に期待できますね。
今回ご紹介している、
オンラインとオフラインを融合させた消費者行動は、
まだまだ新しいトレンドですが、
今後この消費者行動が定着し、
スマートフォンで入手した情報がきっかけとなり、
店舗を訪れる人が増えることは確かでしょう。
ただ、商品を販売している小売店では、
実際に商品を手に取るのはお店だけれども、
買うのはネットショップという
「お店のショールーム化」が問題になっているので、
これをどう解決していくかが今後の課題です。
海外でも、この「ショールーム化」を解決するための
さまざまな取り組みが行なわれてきているので、
私たちとこれらの情報を共有しながら、
今後のO2Oサービスについて考えてみませんか?